オンライン自習室で大混乱!トレッペが「紙」を選んだ日

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子どもたちに本当に必要なのは何なのか?

学力や思考力を育てるためには何が必要なのか?

 

 

それは『紙の学習』であるとトレッペは考えます!

 

 

↓参考記事↓

 

『デジタル教育の弊害?フィンランドの「紙の教科書復活」から考える日本の未来!』

 

 

とはいうものの、じつはトレッペもオンライン学習に挑戦しようとしたことがあります。

 

 

 

【オンライン授業に取り組もうとした話】

 

トレッペがオンライン授業に取り組もうとしたのは、2020年春、コロナ期のことです。

 

学校が休校になり、外出すらも難しい状況の中、トレッペも長期間の休校を余儀なくされました。

そんなときに真っ先に思いついたのがオンライン授業でした。

 

しかし、ぼくはそこそこ慎重な性格なので、すぐにオンライン授業を始めるのではなく、まずは試験的にオンライン自習室を導入してみることにしました。

 

 

 

【そして、オンライン自習室は大失敗に終わる】

 

2020年4月から5月にかけて、トレッペはオンライン自習室を開校しました。

 

このオンライン自習室、結論からいうと大失敗に終わりました。

ぼくの教室長経験25年の中でも、ここまでの大失敗はなかなかありません。

 

オンライン自習室とは、ビデオ通話アプリなどを利用して、自宅から他の参加者と一緒に勉強する仮想空間のことです。

トレッペでは、ZOOMを使って自習の場を提供し、生徒さんたちが各自で勉強する形を取りました。

最初はとくに細かいルールを設けず自由にやってもらい、ぼくは様子を見守っていました。

 

しかし、まともに勉強している子はなんと半分もいませんでした

 

手元を映さない子や、なぜか天井を映している子など、明らかに別のことをしている生徒が多くいました。

(卒業後に「学校もトレッペも、オンライン中はずっとゲームをしていた」と告白する子もいました。)

 

一方で、きちんと勉強していた子もいましたが、そのほとんどが兄弟姉妹で参加している子や、同じ空間に保護者さんがいる子たちでした。

この時点で、「…本当にオンライン授業をやってもいいのか」のという疑問がわき上がっていました。

 

 

 

【ルールを改変したものの、さらなる混乱が…】

 

そこで、ルールを改変して以下のような仕組みを導入しました。

まず、入室時に「今日やる内容」をチャットで連絡してもらい、退出時には「やったノートの画像」を提出してもらいます。

 

しかし、結果は変わりませんでした。

 

毎日同じノートを見せる子がいたり、明らかに別のノートを提出する子がいたり、さらには手振れした画像を送ってくる子もいました。

結局、管理を厳しくしても状況は改善されず、オンライン自習室は完全にカオスな状態になってしまいました。

 

 

 

【ぼく自身にも異変が起きる】

 

この時期、保護者さんからの相談も急増していました。

コロナ期で生徒さんは減っていたものの、ご家庭からの相談メールは過去最大になっていました。

メールやチャットで相談を受け続け、気づけば一日中返信対応をしていました。

 

まず最初に影響が出たのは、ぼくの右手でした。

長時間キーボードを打ち続けたため、右手の薬指と小指がしびれ、動かなくなりました。

(現在は、多少のしびれは残るもののほぼ回復しています)

 

次に影響が出たのは、生徒さんとの関係でした。

本来、学習塾というのは生徒さんの味方であるべきです。

でもあのときのぼくはサボっている子を見逃せず、何度も注意をしていました。親子ゲンカの原因になってしまったこともあります。

 

オンライン自習室を管理しながら、ふと思いました。

「これじゃ看守と囚人だな」

いつの間にか、生徒さんを支える立場から監視する立場になっていたのです。

 

 

 

【「オンラインの落とし穴」にハマる】

 

この時期、ぼくも空いた時間を活用して、さまざまなオンラインセミナーで勉強していました。

最初はとても便利なシステムだと思いました。

わざわざ移動しなくてもいいし、対面の緊張感もありません

むしろぼくは、「自分はオンライン学習に向いているタイプだ」と思っていました。

 

しかし、あるとき気づきました。

保護者さんからの相談がメールがたまりにたまったある日、ぼく自身もパソコンでセミナーを受けながら、スマホでメールを返していました。

しかもセミナーの先生に見つからないように。。

 

つまり、ぼく自身も「囚人」になっていたのです。

 

そういえばスマホをさわるようになってからのセミナーは、まったく頭に入っていませんでした

「自分はオンライン学習に向いている」と思ったのに、ぼくはまったくオンラインに向いていないタイプの人間でした。

 

 

――そんな矢先に、日常が帰ってきました。

 

 

 

【今だからこそトレッペは「紙で学ぶ!」】

 

オンラインを活用して初めて、ぼくは対面で向き合う時間の大切さを知りました。

もちろんいつかは、オンライン学習やデジタル教材などを導入する日が来るかもしれません。

でも、「今はまだその時ではない」というのがぼくの答えです。

 

オンラインは便利ですが、今はまだ最適な学習環境が整っているとはいえません。

デジタル依存と戦いながら、子どもたちがしっかりと学びに向き合える環境を作るのが今のぼくの仕事です。

 

紙の学習!

 

それが今のトレッペの選択です。

デジタル依存、かかってこい!!

 

 

 

以上、

【オンライン自習室で大混乱!トレッペが「紙」を選んだ日】

のブログでした。

 

 

 

 

 

【おまけ①】

じつはあのオンライン自習室に参加していた子の中に、定期テストはほぼ90点以上、通知表はほとんど5というすごい子がいます。

その子は、オンライン自習室に参加しているとき、同じ部屋にリモート作業中のお母さんがいました。

あの混乱の中、しっかり勉強していた子はちゃんと結果を出しているのです。

 

 

【おまけ②】

みなさん、あのコロナ期何をしていましたか?

ぼくは日中はこのブログの通りですが、保護者さんからの連絡が落ち着いた深夜1時から4時になると、外に出てポケモンGOのジム戦をやりまくっていました。

だからトレッペの周りはほとんど金ジムです。

 

 

【おまけ③】

ちょうどこの頃、スケジュールを管理をスマホから紙の手帳に戻しました。

スケジュールを確認するたびに、メール確認して、ついでにSNS周回して、結果ぼう大な時間を使っていたので、このとき紙に戻したのは正解だったと思います。

どこまでデジタルを取り入れるか…。ほんと難しいですね。 


親も子も、こんなこと聞いてもいいのかな、が気軽に聞ける場所トレッペ!

こんなぼくたちと勉強したいな、と思ったら、ぜひトレッペへ!


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階段式個別指導教室トレッペ

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