
みなさんこんにちは!
日本の未来を考えるトレッペ塾長内海(うつみ)です。
ぼくは25年間、学習塾の教室長をやらせてもらっています。
だいたい年に三回、保護者さまと面談するのですが(トレッペを開校してからは生徒さんとも面談してます!面談大好き!)、ここ数年、あきらかにご相談内容が変わってきました。
さて、みなさん!
昨年一年間、いちばん多かった相談は何だと思いますか?
勉強?
受験?
もっと先の将来のこと?
人間関係?
恋愛相談?
好きなアニメの話?
プロ野球の優勝予想?
ぜんぶよくある相談ですが、ぶっちぎり一番はデジタル依存の相談でした!
ちなみに、保護者様、生徒さんどちらからも一番です。
また、「学校に行きたくない」「起立性調節障害っぽいんです」という相談から、「あれ?これってスマホが原因かも」と途中からデジタル依存の話になることもよくあります。
相談してくれる方の多くは、「私だけ(うちの子だけ)、こんな状態でつらい。情けない。恥ずかしい」とめちゃくちゃ悩まれていますが、じつはこれってトレッペだけの問題ではありません。
いまや世界的に「デジタル学習の弊害」が問題視されています。
その代表例が、かつて教育先進国と呼ばれたフィンランドの変化です。
☆彡デジタル教育の先進国・フィンランドで起きたこと☆彡
・かつてはPISA(国際学習到達度調査)で世界トップレベルの学力を誇っていたフィンランド。
・しかし、2022年には読解力14位・数学20位・科学9位 まで低下。
・授業でのデジタル機器の使用時間が週20時間超えになったことで、子どもの集中力低下や短気になる傾向が指摘された。
・2023年の調査では、保護者の7割が「紙の教科書が必要」と回答。教員の8割が「外国語や数学の授業では紙を使いたい」と支持。
・その結果、フィンランドでは英語・数学をはじめ、紙の教科書の復活が進んでいる。
なんといち早くデジタル教育を取り入れたフィンランドが、逆に紙の教育へ回帰しているのです。
さらに問題はフィンランドだけでなく、デジタル学習への懸念は他国へも広がりつつあります。
☆彡他国の対応:シンガポールや韓国も「デジタル慎重派」へ☆彡
・シンガポール:「小学生にはデジタル端末を配らない」方針を決定(2023年)。
・韓国:政府がAI搭載デジタル教科書の導入を進めるも、保護者の7割が「デジタル依存が心配」と反対。教員の半数が「教師と生徒のコミュニケーションが減る」と否定的な意見。
「デジタル教育は失敗だったのではないか?」
「少なくとも、発達途上の子どもたちには紙の教育がふさわしいのではないか?」
世界的に紙への回帰が叫ばれている一方で、日本はデジタル教科書の正式導入を推進しています。
そして、残念ながら海外の動向を十分に検討している様子はあまり見られません。
もちろん、いつの日かデジタル教育が主流になる日が来るかもしれません。
でも、今はまだその時ではないとぼくは思います。
子どもたちに本当に必要なのは何なのか?
学力や思考力を育てるためには何が必要なのか?
それは『紙の学習』であるとトレッペは考えます!
というわけで、トレッペは、今こそ「紙の学習」の大切さを訴えていきます!
デジタル時代だからこそ、あえて紙の学習を大切にする考え方、みなさんはどう思いますか?
ぜひみなさんのご意見を聞かせてください!
「紙の学習で、未来を切り拓こう!」
以上、
『デジタル教育の弊害?フィンランドの「紙の教科書復活」から考える日本の未来!』
のブログでした。
※参考 読売新聞オンライン
デジタル導入の「教育先進国」で成績低下や心身の不調が顕在化…フィンランド、紙の教科書復活「歓迎」
https://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/kyoiku/news/20250317-OYT1T50203/
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勉強は青春だ!!
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