勉強? それともスマホ?——デジタル時代の学び方

多摩市 永山 馬引沢 小学生 中学生 個別指導塾 講習 自己肯定感を高める

ある春の日、卒業生が遊びに来ました

数年前のコロナ期に受験を経験した生徒さんです。

 

中学生の頃の彼とは、宿題のことや生活態度のことで何度も話し合いました。

正直、学習塾にいい思い出はないのではと思っていたので、遊びに来てくれたのはとても意外でした。

 

 

「先生、お久しぶりです」

「おお! こんにちは! マジで久しぶりだね!」

 

「あの、今日は……

「どうした? 何かあったら聞くよ」

 

「はい。今日は先生にどうしても伝えたいことがあって来ました」

 

 

彼は少し話しにくそうにこう言いました。

 

 

「うちの親、覚えてます?」

「そりゃ覚えてるよ!」

 

「じゃあ、うちの親が卒業するときに言ってたこと覚えています?」

「え~と。何だっけ?」

 

『コロナ期でよかった』というやつです」

……ああ」

 

 

当時、彼のお母さんはこうおっしゃっていました。

「うちの子に関しては、受験がコロナ期で良かったかもしれません」

「学校がオンライン授業になって、今まで勉強しなかった子がようやく勉強に向き合うようになったんです」

 

 

「もちろん、覚えてるよ」

ぼくが答えると、彼はこう切り出しました。

 

 

「先生は気づいていたと思いますけど、あの頃のおれ、1ミリも勉強していませんでした

……

 

「ずっとスマホさわってました。あと、暇があったらゲームしてました」

……

 

学校のオンライン中はずっとマンガ読んでました。『ジョジョ』は『STEEL BALL RUN』まで読みました。104巻です」

……

 

「先生、気づいてましたよね?」

……確証はなかったけどね」

 

 

彼がどんな受験期を過ごしていたか、具体的に答えることはできません。

でも、「勉強している! がんばっている!」という彼の言葉と、生活態度や宿題達成度から見えてくる行動には大きな矛盾があり、当時は何度も何度も話し合いました。

 

 

「よく正直に言ってくれたね。ありがとう」

「いえ、すみませんでした」

 

「それで、どうしてこんな話をしに来たの? まさかわざわざ怒られに来たの?」

「先生、怒らないじゃないですか」

 

 

彼は笑って言いました。

確かに。今さら怒っても意味はありません。すべては過去の話です。

 

 

「先生、『いつかオンライン授業をやってみたい』と言ってたじゃないですか」

「うん」

 

「卒業した今だから言えるんですけど、あれ、やめたほうがいいと思います」

「なんで?」

 

「はっきり言うと、遊んじゃうからです。ゲーム、YouTube、マンガ、やりたい放題でした」

……

 

「先生が覚えてるかどうかわかりませんが、うちの家、スクリーンタイムを親に見せなきゃダメだったんですよ。ゲームの時間も細かく決められてて」

「ああ、思い出した。けっこう厳しいルールがあったよね」

 

「あれって、じつは抜け道だらけなんです

「え?」

 

「自分のアカウントには制限かかってますけど、学校のアカウントから入ったら無限に使えるんです」

「マジか。まあ、使い方はどうかと思うけど、君、かしこいな。そんな知識があるんだったら、将来どんな仕事でも生きていけそうだよ」

 

「いや、無理ですね」

「え?」

 

「やり方は友だちに教えてもらっただけだし。頭つかわなくても親にバレない方法なんていくらでもありますよ

 

「たとえばおれの友だちにこんなやつがいました。『スマホはリビングでしか使っちゃダメ』というルールがあるんですけど‥」

「ああ、そういうおうちもあるよね」

 

「あいつは『スマホカバーだけ』はずしてリビングに置いていました」

「え?」

 

「そしてスマホは肌身離さず持ち歩きます」

「いや、それはさすがにバレるでしょ」

「それが全然バレないんですよ」

「なるほど、めちゃくちゃ勉強になったわ」

 

 

こんな感じで彼は、現役の学生だからこそわかるスマホとの関係を教えてくれました

 

 

「先生、ところでもうオンライン授業やってます?」

「いや、まだやってないね。結局どうしようか迷っちゃって」

「よかった。もし先生が『あいつはオンライン授業でうまくいった!』と思って導入してたらどうしようかと思ってたんですよ」

 

 

そう、彼は責任を感じて顔を出してくれたのでした。

その後、彼とは楽しく談笑して解散しました。

 

 

ちなみに、今の彼は――

定員割れで高校に入ったのでついていけるか心配でしたが、学年の上位30% に入るくらいに成長していました。

さらに、将来についても真剣に考えていて、具体的な進路の話をしてくれました。

 

 

「……おいおい、めちゃくちゃ大人になってるじゃねえか!」

「宿題でしたからね」

「ああ!それで顔出してくれたのか!」

 

 

トレッペは卒業生に、「何でもいいから自慢できることがあったら報告に来て!」という宿題を出しています。

最初の話が衝撃でしたが、彼は律儀に宿題の提出に来てくれたのでした。

おそらく、彼はもう大丈夫でしょう。

 

 

本当に生徒さんに必要なことは何なのか?

今日もぼくは、自分自身に問い続けます。

 

 

以上、『勉強? それともスマホ?——デジタル時代の学び方』のブログでした。

 

 

 

【おまけ】

この話とは別に、今日二人の卒業生が遊びに来ます。

どんな風に成長しているのか、今から会うのが楽しみです!

 

 

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