「テストでは点数とれるのに、通知表が悪いんです……」
「提出物もちゃんと出してるのに何でだろう…」
「もしかして先生に嫌われてるんですかね…」
中学生の生徒面談で、こんな相談をいただくことがあります。
もちろん人によりますが、経験上「やっぱり提出物を出せてなかった」というケースが多いように感じます。
「でもでも、学校の面談で『提出物に関してはとくに問題ない』っていわれましたよ!」
こう返してくれる生徒さんもいますが、実はこの三者面談に齟齬があります。
学校の面談は10~15分と限られている場合がほとんどです。
ですから先生も、ある程度面談の話題をしぼらないといけません。
たとえば提出物については――
先生「(ちょいちょい忘れはあるけれど面談で取り上げるほどではないから、)提出物に関してはとくに問題ないですね」
という感じで、多少の不備は話題に挙がらないことがあります。
ですが生徒さんの方では、「先生が問題ないって言ってくれたから完璧なんだ!」と解釈して齟齬が生まれます。
もちろんすべてがこの通りとは限りませんが、「あ。これ、うちの子だ」と思われたお母さんもいらっしゃるのではないでしょうか。
『忘れているつもりはないけど、把握できていない』
中学生になると、「この課題を期末テストまでの二か月間で」という風に長いスパンで宿題が出されるようになります。
ですから、小学生のとき以上に「忘れているつもりはないのに忘れてしまう」ことが増えてきます。
中学生になると子どもの勉強に親が口を出すのは難しくなってきますが、提出物に関しては『把握できるようになるまで親が口を出した方がいい』かもしれません。
何せ、子どもたちには初めての経験ですから。
ちなみにトレッペの今年度の目標は『提出物なんて楽勝だぜ!』です!
子どもたちにはちょっと鬱陶しいかもですが、テスト三週間前から毎授業で提出物の進行を確認しています。
テスト一週間前には、実際に宿題の現物を持ってきてもらって確認もしています。
今のところは、嫌がらず楽しんでやってもらっているように見えるのですがどうでしょうか(笑)
トレッペに通ってくれている間に、提出物で困らない(せめて把握できる)人になってもらいたいと強く願っています。
以上、『中学生の提出物、最初は親のチェックが必要かも』のブログでした。
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