「テスト期間中は明日の教科だけに集中しよう!」
先日、こんなブログを書きました。
この
”明日の教科だけ”
という言葉には、
”明後日以降のことを考えない”
という他にもう一つの意味があります。
それは
”過去のテストを気にしない”
という意味です。
ちょうど今月、
象徴的な出来事がありました。
6月4日にトレッペの実力テストがあったのですが、
その国語で
「大失敗してしまった!」
という小学生がいました。
その子は国語の影響を引きずって、
続く算数でもふだんしないような
ミスを繰り返してしまいました。
かなり落ち込んでいましたが、
結果が返ってくるとなんと
国語の成績は大幅にアップしていました。
たしかに点数は落ちていましたが、
難しいテストだったようで平均点が20点近くも落ちていたのです。
結果偏差値は65!
大天才ですね!
「失敗した!」と思ったら、周りはもっと落ちていた!
これって、じつはよくあることなんです。
下の表はここ5年間の都立高入試の平均点です。
|
国語 |
数学 |
英語 |
社会 |
理科 |
5教科合計 |
令和3年度 |
72.5 |
53.3 |
54.1 |
54.6 |
47.8 |
282.3 |
令和2年度 |
81.1 |
61.1 |
54.7 |
57.0 |
53.4 |
307.3 |
平成31年度 |
71.0 |
62.3 |
54.4 |
52.7 |
67.1 |
307.5 |
平成30年度 |
65.9 |
66.5 |
68.0 |
61.5 |
61.5 |
323.4 |
平成29年度 |
69.5 |
56.3 |
57.8 |
58.6 |
55.9 |
298.1 |
たとえば今春は、
5教科平均点が25点も下がって、
その影響で合格ラインもぐっと低くなりました。
トレッペの生徒さんでも、
自己採点で「……もうダメだ」と諦めていたのに
見事合格できた子もいました。
自分ができているのかできていないのかは、
テストを受けた時点では判断できません。
だから、過去のテストを気にすることに時間を使うのは、
ちょっともったいない行為ですよね。
賢明なみなさんは、
”明日の教科だけ”
に集中しましょう!
今”明日の教科だけ”に集中する練習をしておけば、
受験本番でもちょっとした失敗に動じなくなります。
国語の出来を引きずって、
算数で失敗してしまった小学生も
この経験を必ず次に活かしてくれると思います。
ぼくは、それがすごく楽しみです。
以上、
「明日の教科だけを勉強しよう」のもう一つの意味
のブログでした。
聖ヶ丘中・多摩中のみなさん。
明日、テスト最終日ですね!
今、何をするべきでしょうか?
みなさんならきっと大丈夫!
心より、応援しています!
親も子も、こんなこと聞いてもいいのかな、が気軽に聞ける場所トレッペ!
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