疲れ果てたぼくが日野高校の生徒さんと間違えられた話【日常のこと】

みなさんは、日野高校の生徒さんと間違えられたことはありますか?

今回はぼくが、日野高校の生徒さんと間違えられて補導されたときの話をします。

 

 

 

あれはぼくが塾講師になったばかりの頃でした。

あの時は、授業も生徒さんとのコミュニケーションも下手くそで、うまくいかないことばかりでした。

 

 

 

当時、ぼくは多摩市の関戸5丁目に住んでいました。

毎日終電で聖蹟桜ヶ丘駅について、へとへとになりながら帰路についていました。

玄関で寝てしまったことも何度かありましたね。

 

 

ぼくはあんまりお酒を飲む方ではないのですが、

ある日、本当に疲れ果てて駅近くのコンビニで缶チューハイを買いました。

(たしか、今はなきローソンだったかな?)

 

 

ふらふら飲みながら歩いていると、おまわりさんに呼び止められました。

 

「こんな時間に何やってる!」

 

なんだか高圧的なお巡りさんでした。

 

 

親に電話するとか学校に報告するとか訳のわからないことをいわれて、ふと気づきました。

 

 

「……あの、ぼく日野高生じゃないですよ?」

 

 

そうです。当時、ぼくはネズミ色のスーツを着ていて、

よく生徒さんに日野高生みたいと笑われていたんです。

 

 

無事、おまわりさんの誤解もとけ、深々と謝罪をされて解散しました。

 

 

おまわりさんと別れて、大栗川沿いを歩きながらふと思いました。

「……持ち物検査されてたら、もっとややこしいことになってたな」

 

 

塾講師なので、カバンの中テキストでいっぱいですからね。

ますます日野高生だと疑われるところでした。

 

 

 

次の日、うまくいってないクラスでこのエピソードを話すとそこそこウケて、授業もうまくいきました。

 

 

 

あのおまわりさんは、授業がうまくいかず悩んでいたぼくへの、

多摩市の神様からの贈り物だったのではないでしょうか。

 

 

 

多摩市、素晴らしい町です。

 

 

 

 

 

 

(……勉強関係ない話ですみません)

 

 

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