みなさんは、子どもが授業中に
「トイレに行きたい」といったら、
どう対応するのが正解だと思いますか。
生理現象なので、なかなか注意するのは難しいですが、
トレッペは一年前にこの問題に直面し、
”注意するべきだ”という結論にいたりました。
2020年夏。
三ヶ月に及ぶコロナ休校が終わったばかりで、
多くの生徒さんが長く集中することに苦戦していました。
休校前とくらべて、
授業中にトイレに立つ生徒さんが増えました。
そして、スマホを手放せなくなった子も増えていました。
トイレに持ち込もうとするのを止めたり、
隠れて使用するのを注意したりすることも度々ありました。
長い休校生活の後で心と体がなれるまで時間がかかりますし、
最初はあまりうるさくいわないようにしていましたが、
いつの間にか、今までトイレに行ってなかった子たちも行くようになり、
教室をあげて対策を講じよう、ということになりました。
まずは、ご家庭に現状を一斉メールでお知らせして、
体調面などから定期的にトイレに行く必要がある場合は
相談してほしいと伝えました。
そして、授業時に「トイレに行きたい」といわれたときは、
すぐに「はい、どうぞ!」といわないとルールを決めました。
「今回は行ってもいいけど、例外だよ。
次回からは、必ず授業前にトイレを済ませておくようにしよう」
と声をかけるようにしました。
ここでの声かけは、
池上彰さんの「なんのために学ぶのか」
という本が、たいへん参考になりました。
その本の一節です。
”授業中にトイレに行くのを認めた、そんな些細なことがきっかけで、ついには学級崩壊が起きてしまうことだってあるのです”
※池上彰著「なんのために学ぶのか」188ページから
子どもたちの気持ちに寄り添うのは当たり前のことですが、
なんでもかんでも認めてしまうと、
かえって子どものためにならないことがあります。
ですから、注意すべきところは絶対に注意すべきです。
でも、頭ごなしにこちらの言い分をいうだけでは根本的な解決にはなりません。
子どもたちの話を聞く、”共感”が絶対に必要です。
ですからぼくは、
「次回からは、必ず授業前にトイレを済ませておくようにしよう」
と伝えるその前に、
「どうした? 具合悪い?」
「急いで来てくれたんだね。ありがとう!」
と声をかけるようにしています。
みなさんも、注意しなくてはいけない場面があったら、
しっかり共感し、
しっかり注意して
いただければ、すごくうれしいです。
お互いを思いやりながらその上で、
自分の意見を伝えられるようになれば、
これはもう最強ですね!
『授業中にトイレに行きたいといわれたら』のブログでした。
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