困ったときの考え方【日常のこと】

どうしたらいいか困ったときは、

“周りの人を不安にさせない”ということを第一に考えるとうまくいきます。

 

 

 

勉強のこと。

仕事のこと。

家族のこと。

健康のこと。

生きているといろんな困ったことに直面しますが、

すべてのケースでどう行動すればいいか挙げていくとキリがありません。

 

 

 

困ったときには、「基本的にはどう動くか」

ルールを決めておく必要があります。

 

 

 

 

日曜日、うちのお風呂がこわれました。

とつぜん泉のように冷水があふれてきて、

電源を切っても止まりません。

昔行った山梨県の忍野八海みたいに、

こんこんと冷水が湧き出してきます。

 

 

子どもたちはこわがって、

どうしようどうしようと不安になっています。

 

 

ここで大人も不安を表に出してはいけませんよね。

ぼくだって、どうしたらいいかわからないですけど、

とりあえず「これはおもしろい!」と手をたたいて笑いました。

 

 

翌日もお風呂は直らず、家族で多摩市百草にある“おふろの王様”にいきましたが、

子どもたちは、「ラッキー!」「超楽しい!」という反応でした。

たとえば最初に、大人も一緒に不安がっていたら、

「お風呂、直るのかな……」「これからどうなるんだろう……」

と暗い顔をしてお風呂に入っていたかもしれません。

 

 

 

以前、海外にいったときにこんなことがありました。

12時間のフライトの末、ようやく着いたイギリスのヒースロー空港。

さあ、いよいよ着陸というところで、

~ただいま空港にアメリカ大統領のジョージ・ブッシュさんがいらっしゃるので着陸を見合わせます。

などというアナウンスがあり、空港の上をぐるぐると旋回し始めました。

 

 

12時間のフライトの疲れからか、

大声で不満をいう人こそいないものの、機内のあちこちからため息がもれました。

 

 

そんなとき、ぼくの二つ前に座っていた外国人男性が、

「Yes!」と短く叫び、ガッツポーズをしました

そしてその後、豪快にエチケット袋に嘔吐しました。

 

 

なんだったんだあの「Yes!」は……

そのときのぼくは、さっぱり理由がわかりませんでしたが、

海外によくいく友人に「外国人って困ったとき、喜んでるフリするよね」と教えてもらいました。

 

 

そういえば、海外の美術館で、学芸員がストライキを起こして中に入れなかったとき、

何人かの外国人がなぜか拍手をしていたのを覚えています。

 

 

実際に外国人の方がこう考えているかどうかはわかりませんが、

これらの行動は、結果的に“周りの人を不安にさせない”

あるいは“自分自身を不安にさせない”ための行動になっています。

 

 

 

 

さて、余談が長くなりましたが、

学習塾の現場でも子どもたちの勉強のこと、進路のこと、人間関係のこと、

いくつもの困ったことに直面することがあります。

 

 

そんなときにぼくたちも、まずは“子どもたちを不安にさせない”ことを第一義に行動するようにしています。

 

ご家庭でも、ああどうしよう!困った! というときは、

“周りの人を不安にさせない”ということを一番に行動してみてはいかがでしょうか?

 

 

 

以上、『困ったときの考え方』のブログでした。

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