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(2023年3月14日リライト)
「うちの子は見てるだけで書いて覚えている形跡がまったくないんです」
「私たちの時代はたくさん書いて覚えました」
「あの子のやり方では本当に頭に入っているのか心配です。先生どうなんでしょう?」
先日の面談で、Aくんのお母さんよりこんな質問をいただきました。
ほかにも複数の保護者さまからこのような質問をいただいております。
でも、子どもたちはなかなか書いてくれませんよね。
それどころか最近は、多くの学習塾で「書かずに暗記しよう!」なんて指導をしています。
※トレッペの講師もこんなブログを書きました。
“書かない暗記法”(山口)【トレッペ講師陣より】【トレッペの勉強のこと】
さて、では実際、“見て覚える暗記”と“書いて覚える暗記”、どっちが正しいのでしょうか?
① 暗記は、体の器官を多く使えば使うほど効果がある! = 書いて覚える暗記
暗記は体の器官を多く使えば使うほど効果があります。
第一段階 目(見る)
第二段階 手(書く)
第三段階 口(発音する)
第四段階 頭(考える)
例えば英単語を覚えるときは、英語の部分をかくし(頭)、日本語の意味だけを見て(目)、発音しながら(口)、スペルを書く(手) のがよいといわれています。
だからぼくは、トレッペでも多くの生徒さんに“書いて覚える暗記”を奨励しています。
じゃあ、書いて覚える方がいいの? といわれると、一概にそうとはいえません。
② 暗記は、回数を重ねた方がいい! = 見て覚える暗記
先ほど、“書いて覚える暗記”を生徒さんに勧めるといいましたが、じつはぼく自身は、“見て覚える暗記”を使っています。
暗記で大切なのは、繰り返した回数です。
繰り返した回数を増やすためには、ひとつの問題にかける時間を短くする必要があります。
短くするためには、スピードを上げなくてはなりませんよね。
スピードを上げるには、圧倒的に“書く”より“見る”方が有利!
だからぼくは、短時間でたくさんの問題にふれるために、“見て覚える暗記”を採用しています。
だけど、たとえばぼくがこれからアラビア語を勉強するとしたら、“見て覚える暗記”は使用しません。
基本がわかっていないからいちいち調べないといけないので、“見て覚える暗記”の最大の長所であるスピードを活かせないからです。
③ “見て覚える暗記”と“書いて覚える暗記”、どっちが正しいかは、その人・状況によって違う!
ぼくはこう考えます!
基本ができていないものの暗記は“書いて覚える暗記”!
基本ができているものの暗記は“見て覚える暗記”!
実践1.“書いて覚える暗記”
初期段階は“書いて覚える暗記”が最適です。
小学生や、中学生・高校生の苦手教科は、“書いて覚える暗記”を試してみてください。
学校の小テストや単語テストで、さっぱり点がとれないという人におすすめです。
実践2.“見て覚える暗記”
ある程度基礎ができたら“見て覚える暗記”に移行します。
たとえば、小テストでは点が取れるのに、定期テストになるとさっぱり点がとれないという人は、“見て覚える暗記”がぴったりです。基本ができている人は、たくさん問題にふれて回数を増やしていきましょう。
この文章を読んで、あなたは“見て覚える暗記”と“書いて覚える暗記”どっちが合うと思いましたか?
もしかしたら教科によって、変えた方がいい人もいるかもしれませんね。
自分に合う暗記法はどっちなのか? ちょっと立ち止まって考えてもらえるとうれしいです。
以上、『結局、“見て覚える暗記”と“書いて覚える暗記”ってどっちがいいの?』のブログでした!
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勉強は青春だ!!
勉強はつらい修行ではありません。
まずは一緒に勉強を楽しみましょう♪
親も子も、こんなこと聞いてもいいのかな、が気軽に聞ける場所トレッペ!
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