こんにちは。
「怒られなくても、ひとりで勉強ができるようになる教室」トレッペ教室長の内海哲平です。
トレッペの得意なことは、「勉強を好きになってもらうこと」「毎日継続して自主学習できるようにすること」「ずっと昔につまずいたところを見つけること」です。
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みなさんは多摩市の北側に“国分寺”“府中”や“調布”、西の方に“五日市”といった地名があるのをご存知ですか??
じつはこれは歴史ととても深い関わりがあります。
今日は地名と歴史についてのお話です。
まず“国分寺”ですが、これは“寺”とあるように、昔、ここには“国分寺”というお寺があったので、そのまま“国分寺”という地名になりました。
現在は、お寺自体はなくなってしまいましたけど、文字通り“名残り”として名前だけが地名として残ったのです。
ちなみに国分寺の跡は国分寺駅の南のところに今も遺跡として保存されていて、発掘も行われています。
その国分寺は全国各地に置かれていて、人々の生活の安寧が祈願されていました。
ですので東京だけではなく他の県にも国分寺は存在しています。
この国分寺は“国ごとに分けたお寺”ということで、実はその大もとになるお寺があります。
それは“奈良の大仏さん”で有名な東大寺です。
東大寺を作った聖武天皇は、まさしく奈良の東大寺を全国に分ける意味で、各国に国分寺を作ったのでした。
東大寺には七重の塔がありましたが、国分寺は東大寺のミニチュア版として、大仏さんと七重の塔も、本家の東大寺にマネして作られました。
そのため、当時の人びとは奈良までお出かけしなくても、東大寺にお参りしたのと同じ仏様詣りができたのでした。
国分寺と多摩市のお隣りの“府中”も、この“国分寺”にとても深い関わりがあります。
“国分寺”はだいたいセットとしてその国の政治を行う、現在では都庁や県庁にあたる“国府”という行政庁が置かれました。
今の“府中”には昔“国府”があったことから、その名残りとして“府中”という地名になりました。
そして“調布”ですが、これは昔の税金と関係があります。
昔の税金は“租・庸・調”という3つの種類がありました。
“租”は年貢のお米で、“庸”は国分寺や国府を作ったり、道路や橋を作ったりするための労働役で、そして“調”は、その国の特産品になります。
東京都は、昔は“武蔵国”でしたが、まさしく“調布”なので、武蔵国は“布”が特産品で、“調”として国に納められていました。
このように、今は“ふるさと納税”で特産品を納税者がもらえますが、昔は逆に特産品を税金として国に納めていたのです。
最後に“五日市”ですが、これは“市”とあり、“五日”とあるように、毎月5日、15日、25日の“5”がつく日に“市場”が開かれている名残りです。
八王子には“八日町”という町がありますけど、ここでは8日、18日、28日の“8”がつく日に市場が開かれていました。
昔は市場が、その場所・日ごとに開かれる日が決まっていて、物を売る人や商人はそこへ出かけていって商売をしていました。
三重県の方には工業で有名な“四日市”という場所がありますが、これもその名残りです。
このように、現在の地名にはそれぞれ由来や由緒があって、歴史的なことからの名残りを留めていることがあります。
そう考えてみると昔のことも身近に感じることができ、歴史も難しいことではなく、現在にも通じていることだとわかります。
ちなみに“岐阜”は織田信長が考えた地名といわれています。
かっこいいですね。
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