トレッペ開校を前に、ぼくは二つのことをやりました。
一つ目は、ほかの学習塾さんの話を聞きにいくこと。
ぼくは、自分のやりたいことは大きな組織ではできないと思って、トレッペをつくることにしました。
だけど、もしかしたらどこかにトレッペと同じような教室があるかもしれません。そうなると、わざわざ自分でつくる必要がないので、ぼくは就職活動のつもりでたくさんの学習塾さんの話を聞かせてもらいました。
もう一つは、自ら生徒になること。
ぼくは15年間学習塾に勤めていました。講師経験・教室長経験はそれなりに積ませてもらいましたが、肝心の生徒さん側の立場はもう何年も経験していません。
そこでこの一年間に三つ、新しく会社をつくる人を対象とした塾に通いました。
このような塾に通う目的は、「起業のための知識を得るため」「知り合いをつくるため」ですが、ぼくの場合は完全に「生徒の立場を経験するため」「生徒からみた講師はどうみえるかを研究するため」でした。
目的が違うのでもしかしたら浮いていたかもしれませんね笑。
さて、この二つの行動には実は共通点があります。
それは、『基礎に戻る』ことです。
ぼくにとって学習塾の開校は、新たな経験、次のステージです。
次のステージに進もうとしているにも関わらず、ぼくは大学時代の就職活動・生徒体験を追体験しました。
いや、次のステージに進もうとしているからこそ! ぼくは大学時代の就職活動・生徒体験を追体験したのです。
トレッペ階段式の最初の階段が、『しっかりした足場づくり』です。
もちろん強制ではありませんが、トレッペではわからなくなったところ、あやふやなところから戻って学習することを推奨しています。
ぐらぐらした足場にはそれ以上なにも積めないからです。
『戻る』というと「勉強ができないから?」とマイナスのイメージを持ってしまう人もいますが、じつはできる人ほど、勇気をもって基礎を固めています。
現在トレッペに、思いきって二年前の学年から学習し直している生徒さんがいます。
しかしその生徒さんは、二年前の基礎を固めることで、学校の習熟度別クラス分けで『基礎クラス』から『発展クラス』に昇級しました。
学生時代のぼくは、必要とあれば戻って学習していました。
大人になってからも同じで、教室をつくるために生徒の経験が必要だと思えば、平気で戻って学習し直しています。
もしも勉強で何となく不安を感じるということがあれば、ぼくは思い切って戻ってみることをおススメします。
後戻りするのはこわいけど、勇気を出して旅の準備を始めましょう!
階段式個別指導教室 トレッペ
教室長 内海 哲平
TEL:042-400-7573
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